FXのEA(Expert Advisor)とは、取引を自動売買するシステムの事を指します。
MT4、MT5どちらかで稼働するように開発されたプログラムです。
MT4やMT5用に開発されたEAを設置することで自動で取引が行なえます。
自分で行う裁量とは違い、一度設定したら何もしなくても取引を行えます。

EAをMT4やMT5に設置すると画像のような画面で設定が出来ます。
設定は独自カスタマイズできるもの、出来ないもの様々です。

EA表示画面
EA設定画面

EAの種類

EAは、テクニカル分析、アノマリー、決済専用の3種類がほとんどです。
テクニカル分析は、インジケーターの数値化されたものがプログラムされ
開発者の手法の一定条件で取引を行います。
アノマリーは、統計データからプログラムされたものになります。
例えば2010年~2022年までどの条件の時の何時から何時まで勝率が良いなど
過去統計から勝ちやすい時だけプログラムされたものです。
決済専用とは、資金の何%損失を抱えたら自動的に決済したり
複数ポジションを一括で決済したりするためのEAで裁量取引に使うものです。

バックテストとは

EAはMT4とMT5の制作でそれぞれプログラム言語が違うため
MT4を作れる方が多く、専業者じゃなくても作成できます。
MT4、MT5にはバックテストという機能が付いており過去データから
プログラムをシュミレーションすることが出来ます。
裁量で勝てなくてもシュミレーション上良い結果が出せます。
裁量と違うのは、人の感情、知識、資金管理が曖昧ではなく
設定ルール通りに自動で行われる事が利点となります。
その結果は、レポートという形で取得できます。

バックテストのレポート

よく配布されているEAは上記画像の右肩上がりのグラフになっていることが多く
資金が増加していることを表します。
しかし、バックテストの良い結果は意図して作成できてしまいますし
同じ結果になるとは限らず、鵜呑みにして使用するには注意が必要です。

EAの選び方

過去検証されたものをバックテスト、運用した結果をフォワードテストと言います。
出来ればフォワードテストから選択すると良いでしょう。
その際もバックテストは確認しますが10年ほどのテスト結果を見ます。
危険なEAほど短期間の結果しかありません。

中には、半裁量が必要なEAがあるのでバックテストが意味をなさず
使い手次第の結果になるものもあります。

EA選びは大変むつかしく多くの資金をなくしがちなものです。
安易に選んで放置すると資金を飛ばすことになります。

配布と販売の違い

EAは無料でよくありますが、そのほとんどはIBといって配布者に手数料の一部が
入る仕組みになっています。収益を得ることで無料で配れるわけです。
一方、販売は買切り価格で手数料収益が得る仕組みはありません。
どちらも作者の事情であり、内容に大きな差はありませんが、
不特定多数にばらまくEAより限定制の高いEAのほうが良いものが多くあります。
なぜなら、多くの人に露出するとコピーリスクが発生するからです。

注意点

EAは大負けすることがあるものです。バックテスト、フォワード通りに
いかないかもしれません。FXはすべてが自己責任において行動してください。
公表結果通りにいかないことも多々あります。
相場は常に同じ動きではなく時勢で動きが大きく変わりますし
知識のない作者、悪意のある作者などもいます。
自身でバックテストを行って確認することを強くオススメします。

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